指揮者紹介

2025/3/2

≪常任指揮者≫
冨平 恭平先生



  東京藝術大学音楽学部指揮科卒業。指揮を高関健、田中良和、小田野宏之、ピアノを安芸彊子、迫昭嘉、秦はるひの各氏に師事。群馬交響楽団、東京シティフィルハーモニック管弦楽団、千葉交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京ニューシティー管弦楽団、東京交響楽団を指揮している。ピアニストとしてもリサイタルの伴奏、録音や協奏曲の弾き振り、服部容子氏と2台ピアノの演奏会を過去6回にわたり行い好評を博している。洗足学園大学ピアノ科非常勤講師。
 オペラでの活動が多く、新国立劇場、東京二期会、藤原歌劇団、錦織健プロデュース、日生劇場などでの公演で副指揮者、合唱指揮者、コレペティトゥア、ピアニスト、プロンプターなどオペラに関わるあらゆる仕事を務めている。コンサートでもレオシュ・スワロフスキー、下野竜也、パオロ・カリニャーニ、アンドレ・プレヴィン、広上淳一、山田和樹、尾高忠明、ダン・エッティンガー、シャルル・デュトワ、大友直人、チョン・ミョンフン、ヤクブ・フルシャ、ミハエル・プレトニョフ、ジョナサン・ノット、飯森範親、アンドレア・バッティストーニ、ユーリ・テミルカーノフ、秋山和慶、シルヴァン・カンブルラン、エリアフ・インバルの合唱指揮を務めている。
 2006年4月から2010年3月まで東京二期会専属音楽スタッフとして活動し、2010年8月より新国立劇場音楽スタッフ、2019年4月に新国立劇場合唱指揮者に就任。



≪これまでお世話になった指揮者≫

柳澤 寿男先生

1971年8月23日生まれ。パリ・エコール・ノルマル音楽院オーケストラ指揮科に学ぶ。1997年より佐渡裕氏に師事。1999年にフランスにわたり、佐渡裕氏のアシスタントとしてパリ、ミラノ、ローマ、ベルリンなどのヨーロッパ圏内の演奏活動に同行し研鑽を積む。 日本へ帰り、2000年8月より縁あって我孫子市民フィルハーモニー管弦楽団の指揮者として白羽の矢が当たり(?)、千葉市内の小学校音楽教室、我孫子市制30周年記念演奏会、我孫子市民フィルハーモニー益子公演を通して「こんなすばらしい指揮者は我孫子から離さない」という我々の要望を振り切れず、常任指揮者として我孫子市民フィルハーモニーのレベルアップという難題に日夜頭を悩ませながらも、我孫子フィルの演奏会を成功に導いた。その一方、2000年東京国際音楽コンクール(指揮)第2位受賞。2001年3月大阪フィルハーモニー交響楽団、新星日本交響楽団を指揮してデビューを飾る。また、2001年12月には新日本フィルハーモニー交響楽団第330回定期演奏会で定期デビューを果たし注目を集める。2002年夏、スイス・ヴェルビエ音楽祭/指揮マスタークラス・オーディションに合格。名匠ジェイムズ・レヴァイン、クルト・マズアに師事。以降大阪フィル、東京都交響楽団、京都市交響楽団・大阪市音楽団、シエナ・ウインド・オーケストラ等に客演。また、今年8月にはロシア・サンクトペテルブルグで Orchestra of The State Hermitageを指揮し海外デビューを果たすなど、着実にその実力を世間に示す。オペラでは、2001年から神戸市・神戸市演奏協会主催オペラの指揮者を務め、ラヴェル「子供と魔法」、マスネ「シンデレラ」(管弦楽:神戸市室内合奏団など)といったフランスオペラの言語上演を指揮し好評を得る。2003年12月には東京フィルハーモニー交響楽団で「第九」(東京芸術劇場)に登場。堂々のプロ第九デビューを果たした。2007年10月、「ニューズウィーク日本版・世界が尊敬する日本人100」に選出される。


林 紀人先生

東京生まれ。国立音楽大学器楽科クラリネット専攻卒業。東京交響楽団に入団し,10年間首席奏者として活躍された。在団中より指揮を秋山和慶氏に師事。のち指揮に専念するため東京交響楽団を退団。  
二期会でオペラの経験を積み,「フィガロの結婚」でデビューし、以後東京交響楽団,新日本フィルハーモニー交響楽団などを指揮し,好評を博した。アマチュアオーケストラ,吹奏楽団の指導にも精力的に取組み,その実力と実績は揺るぎないものがある。1980年より我孫子市民フィル常任指揮者となり,音楽監督を兼任した。その的確で真摯な指揮は団員の厚い信頼を得た。松戸シティフィルでも定期的に指揮をとっていたこともあり、東葛地域の音楽文化の発展は氏の功績を抜きに語ることはできない。 2000年から2007年3月末まで警視庁音楽隊長勤められ、現在は、洗足学園音楽大学で教鞭をとっておられる。警視庁音楽隊長に就任されるとともに、惜しまれつつ我孫子フィルの音楽監督を退任された。現在我孫子フィルの名誉指揮者として活動を見守っていただいている。柏市在。